てんかんの強直間代発作の前兆

てんかんの発作には、大きく分けて2種類があります。
部分発作は、脳の一部分に過剰な電気的興奮が起こるもので、発作時に意識があるかどうかでさらに2種類に分けられます。
ひとつは単純部分発作で、意識がある状態でけいれんなどの運動障害や自律神経障害が起こります。
もうひとつは複雑部分発作で、意識が徐々に遠のき、周囲の状況がわからなくなるような意識障害がみられます。後で述べる全般発作のように、意識障害中に倒れることは少ないです。
全般発作は、大脳の両側にわたる広い範囲で過剰な電気的興奮が起こるもので、患者のほとんどは発作時に意識を失います。
全身が硬直する強直発作、激しくけいれんを起こす間代発作、これらの二つが合わさった強直間代発作のほか、突然動作が止まる欠神発作、体のある部位が突然ピクッとするミオクロニー発作などがあります。
てんかんの発作として、一般的によく知られているのは強直間代発作です。
この発作は全般発作としても、部分発作から進展して起こることもあります。
てんかんの他の発作は前兆がなく起こることが多いですが、この発作が起こる前には、一部の患者は強い前兆を感じるとされています。
具体的な前兆の例として、異常な匂いや味を感じる、動悸がする、デジャヴ(既視感)などがありますが、中にはどうにも形容しがたい、発作が始まりそうだという強い感覚を覚える患者も存在します。
発作が起こると、突然急激な筋肉の収縮が起こり、体が硬直して倒れてしまいいます。その後間代けいれん状態に移行し、数十秒から1分程の間続きます。時には1分以上けいれんが続くこともあります。
発作後は、頭痛や筋肉痛、錯乱、深い疲労感などがみられることがあり、これらは発作後状態と呼ばれています。発作後に30分から1時間程度眠りに落ちてしまうこともあります。