てんかんの持病の人は警察官として採用されるか

学生時代に警察官に採用されることを目指して勉強してきた人の中には、途中でてんかんに罹患してしまったために警察官の採用試験を受けることを諦めてしまった人も少なくありません。その諦めてしまう理由は、てんかんの症状にあるといえます。
警察官の採用試験は、各都道府県が決めたルールに沿って行われますが、受験資格に病気に関する項目はないため、てんかんの病気を持っている人であっても採用試験を経て警察官になることができます。しかし、もし採用された場合は、勤務中にてんかんの症状がでないように常に注意しなければなりません。
てんかんは普段通りに生活をしていてもある時突然症状が起こるのが特徴の疾患で、勤務中に症状が起きると患者本人だけでなく、一緒に勤務している他の警察官にも迷惑をかけることになります。パトカーや事故処理車、護送車など、警察車両を運転している途中で症状が起きると、その警察車両が交通事故にあい、患者自身だけでなく、同乗者や車の周辺の人が事故に巻き込まれるおそれがあります。
てんかんを発症するリスクは、病院から処方された薬を時間を守って正しく飲むことや、十分な睡眠をとって過度にストレスがたまらないようにすることで低減させることができると考えられています。しかし、警察官の場合は勤務時間が不規則になりがちです。勤務時間が不規則な職業は、睡眠や食事の時間、薬を飲む時間なども不規則になるため、てんかんの発症リスクを抑えつつ毎日仕事をするのは難しいです。
てんかんの患者が警察官になるのを諦める主な理由は上記の通りです。なお、この理由は消防士や、高所で仕事をすることが多い職業、体力を多く使う職業に対しても指摘ができます。