てんかんは脳の遺伝で発症する可能性はない

人間の脳の活動と言うのは、神経細胞の電気的な活動によって成り立っています。てんかんは、この脳の神経細胞の一部分が特に活発に活動することによって発症する病気です。てんかんになってしまうと、突然発作が出て痙攣などが繰り返し生じることになります。
この発作にはいくつかの種類があり、両手が一瞬動くような動作だけではなく突然意識がなくなってしまったりすることもあります。手足の一部分だけの生じる発作ではなく、突発的に身体の全体に対して影響を及ぼすものであることをまず知っておく必要があります。また、この症状は自動発作型の症状であるため事前にその前触れがあるほうが珍しい症状です。突然的に症状が現れるため周囲の人間だけではなく本人もその状態に症状の直前まで気づかないことが多いです。
もちろん、人間が痙攣を起こすことそのものは珍しいものではなくごく日常的にありふれたものだと言えます。例えば、睡眠をとっているときに反射的な行動によって筋肉が痙攣して飛び上がるように目を覚ましてしまうことがあります。こうした現象が多くの人が経験しているため、痙攣が日常的に生じるからと言ってすぐにてんかんの可能性を疑うことは出来ません。
てんかんは、ごく一部の例外を除いて遺伝的な要因によって子供に継承されないものです。当然、伝染病のように人から人へと移る病気でもないため周囲にてんかん持ちの方がいたとしても本人に移る可能性は間違いなくありません。
仮に、てんかんによる発作が疑われる可能性がある場合にはすぐにMRIなどで脳を検査する必要があります。脳の症状とは言ってもその症状にはいくつかの種類があるため脳波を測定して異常放電が生じていないかを確認しなくてはいけません。こうすることで、初めててんかんに対する正しい対処が出来るのです。