特発性の意識障害はてんかんの可能性大

てんかん発作の特徴は、突然始まって突然終わる特発性の意識障害だと言うことです。

前を歩いていた人が急に倒れて意識を失った、といったケースではてんかんの可能性があります。

てんかん発作そのものが致命的になる事は、ほとんどありません。
しかし、てんかん発作を何度も経験している患者さんは、発作の度に不安と動揺を感じ、緊張して戸惑います。

まずは落ち着かせる事が大切です。
発作を見た人が慌てると即患者さんに影響しますので、介抱する人は騒ぎ立てずに落ち着いて冷静に対処する事が重要です。

意識がぼんやりと曇った状態で動いている時は、行動を阻止しないことです。阻止されたことで思わぬ抵抗を示し、危険なこともあります。一定の距離を取って共に行動し、進路上の危険なものを取り除き、ケガをしないように気を配り、回復を待ちましょう。

急に意識障害を起こして倒れている場合、してはいけない事がいくつかあります。

体をゆすったり、叩いたり、抱きしめたり、大きな声をかける事はNGです。また一昔前は口にスプーンなどを入れて舌を噛まない様にしなさいと言われていましたが、今はこれはNGです。
口の中が傷ついたり、窒息の原因となる事がありますので、止めてください。

意識を失って倒れていたら、その場所は安全かどうか確かめてください。
車が通る等危険な場所ではないか、夏は直射日光が当たって地面が熱くなっていないか、確かめてください。靴を履いている人は気づかない事が多いのですが、熱い地面の上に倒れている場合は、涼しい場所に移動させましょう。
そして、衣服を緩めてください。ベルトやボタン、ネクタイなどは外してください。

てんかんは突発性の意識障害ですので、見た人は慌ててしまいがちですが、命に関わることはまずありません。
また、特発性で起こりますが、特発性に終わります。起こるのも終わるのも突然です。
静かに回復を待ちましょう。